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宗教施設

サン・ピエール・ド・モンマルトル教会

1147年に献堂されたサン・ピエール・ド・モンマルトル教会。静かな堂内には、古代の円柱、中世建築、近現代の作品が共存しています。

編集・選定 Arthur

青空の下に立つサン・ピエール・ド・モンマルトル教会の石造りの後陣と鐘楼。

一つの教会に重なる時代

サン・ピエール・ド・モンマルトル教会は、ゆっくり見るほど面白さが増す場所です。主要な建設工事は12世紀に行われましたが、堂内にはそれ以前の時代の痕跡と、はるか後世に加わった作品が共存しています。異なる時代の重なりを読み解くことこそ、この教会を訪れる大きな魅力です。

まず古代の円柱と中世の構造に目を向け、その後、20世紀から21世紀へと物語をつなぐ作品を探してみてください。ステンドグラス、青銅扉、カヴァイエ=コルのオルガンをたどると、モンマルトルの信仰と芸術の歴史が一つの堂内に凝縮されていることがわかります。

古代の柱から現代の作品へ

この教会の魅力は、ひとつの壮大な見どころだけにあるのではありません。それ以前の礼拝堂の記憶、12世紀の教会、幾世紀もの宗教美術、そして近現代の作品が出会うところに、サン・ピエール・ド・モンマルトルらしさがあります。一度にすべてを見ようとせず、年代を追って眺めていくと、堂内の物語が自然にほどけていきます。

より古い礼拝の地に建つ12世紀の教会

主な建設時期は12世紀ですが、この場所の歴史はさらに前へさかのぼります。かつてここには聖ドニに捧げられた礼拝堂があり、その後、ルイ6世がベネディクト会女子修道院を創設しました。現在残る教会は、その修道院の歴史を今に伝えています。

教会は1147年、教皇エウゲニウス3世、クレルヴォーの聖ベルナルドゥス、ペトルス・ウェネラビリスによって献堂されました。この年代を念頭に建物を見ると、その特徴がつかみやすくなります。パリ教区は、その建築が生まれつつあったゴシック様式を予告するものだと説明しています。まさに建築様式が変わり始めた時代です。

個々の作品をすぐ探す前に、まず堂内のプロポーションや柱の構成に注目してみてください。中世の構造が、その後に加わった要素を一つの物語として結ぶ軸になっています。

古代の円柱と幾世紀もの美術

内部の古代の円柱は、教会の歴史が一度の建設だけでは語れないことをよく示しています。遠い過去の石が、後世に加わった作品とともに教会の一部として残り、堂内に積み重なった時間を感じさせます。

美術作品は、さらに別の時代を重ねます。絵画の一部はリベーラ、グエルチーノ、パロセルに帰属するとされています。これは作者が確定しているという意味ではなく、あくまで慎重な帰属である点に注意したいところです。ノートル=ダム=ド=ボーテ像は、モンマルトルの丘と芸術家たちの守護聖母とされ、信仰とモンマルトルの創造性を結びつけています。

ここでは、作品をチェックリストのように追わず、一度立ち止まるのがおすすめです。建築、古代の円柱、絵画、彫刻が一体となり、今も使われる場所が異なる世紀の痕跡をどう守ってきたかを伝えています。

ステンドグラス、青銅扉、オルガンがつなぐ時間

新しい時代の要素も脇役ではありません。1954年のマックス・アングランのステンドグラスは、中世の空間に20世紀の色を差し込みます。トマゾ・ジスモンディの青銅扉は1980年、ジャン=ポール・フロイドヴォーの典礼家具は2005年のものです。それぞれが、その時代ならではの表現を堂内に加えています。

オルガンにも二つの時間が重なっています。楽器本体はカヴァイエ=コルが1868年に製作しましたが、18世紀のオルガンケースは別個に歴史的記念物として登録されています。両者が異なる時代のものだと知ると、見え方も変わります。

自治体が所有するこの教会は、1923年5月23日付の証書によって歴史的記念物に指定されています。それでも、訪れた印象は時が止まった記念物というより、時代ごとに手を加えながら受け継がれてきた場所です。かつての礼拝堂から現代の典礼家具まで、幾つもの時代の重なりがこの教会に静かな奥行きを与えています。

実用情報

堂内を時系列にたどるつもりで見学してみましょう。古代の円柱と12世紀の構造から始め、次に絵画と聖母像を探し、最後にステンドグラス、青銅扉、オルガンへ進むと、異なる時代の関係が理解しやすくなります。

現在も使われている教区教会のため、見学可能な時間や礼拝の予定は変わることがあります。訪問直前にパリ教区の公式ページを確認し、礼拝が行われている場合はその妨げにならないよう静かに過ごしてください。

写真クレジット

Guilhem Vellut· CC BY 2.0· Wikimedia Commons · サイズ調整済み。表示箇所によりトリミングが異なります。